佐渡〜新潟間を完全横断成功!!
(佐渡カヌーキャンプ報告 7/26〜30)
5年前に始めた佐渡カヌーキャンプは、途中、入間川カヌー下りを挟んで、今夏で3回目の挑戦となった。
今年のカヌーキャンプは、中学生3人と大人2人が完全に横断できたという今までにないすばらしい結果を得た。
ひとりでの横断

 ぼくは、7月26日から7月30日まで新潟から佐渡までカヌーで往復するという旅に出た。この横断は今回で3度目、ぼくは2度目の挑戦だった。
 行きは川用のカヌーで挑戦した。波もなくいい天気だった。カヌーだけでは危険なので伴船がついている。行きは酔ってしまい、伴船に移った。ひとりで横断は無理かと思った。だが帰りがある。
 到着した佐渡の海はきれいだった。廃校で生活させてもらい、2日目は海岸でシュノーケルやフィンをつけて泳いだ。海はすごくきれいで、たくさんの魚やウニなどを泳ぎながら見ることができた。
 3日目、とうとう帰りだ。帰りは海用のシーカヤックで挑戦した。あまり天気はよくなかったが決行。
 快適にすすんだ。ぼくをあわせて中学生4人がひとりでの横断をめざしている。お昼はカヌーの上でおにぎりを食べた。
 1時間ほどこいだら波がでてきた。ひとりが酔いはじめた。休むと酔う。こいでいればどうにか酔わない。でも友達はかなり酔ってきたらしく横断をあきらめて伴船に移った。後は3人。
 ぼくはひたすらこいだ。行きは佐渡が見えたが、今日は新潟が見えず回りは見わたすかぎり海だ。やがて陸が見えかくれする。見えたと思ってもなかなか近づかない。腰がすごくつかれてきたし、眠くなってきた。もう限界だ。でももうちょっとで着く。
 新潟が少しずつ近づいてきた。「すこし休けいしろ」と先生が言った。伴船の横にゴムボートがついている。そこにカヌーを横づけして乗ったまま休んだ。
 大学教授の土方先生が「自力で行け!」といった。ぼくはおもいっきりこいで先に行ってる仲間のところにいった。この時、ぼくはやめようかと思った。でも土方先生のかけ声で行こうとおもった。
 しばらくこいでいるとまた腰が痛くなってきた。がまんしてこぎ続けた。ひたすらこいだ。やっと見えてきた。
 伴船はテトラの前で止まり、荷物はエンジンつきのゴムボートで浜に運ぶ。ぼくたちもテトラの前でまっていたが、先生が先に上がっていいといったので、さきに行った。カヌーからあがろうとおもったが、腰がいたくてなかなかたてない。すごく疲れた。あとから先生に10時間ぐらいかかったときいてびっくりした。
 カヌーなどを洗い、浜の家でラーメンを食べた。すごくうまかった。今度挑戦するときはひとりで往復を達成したい。
西田洋輔くん(中1)の作文より抜粋


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